派遣薬剤師 福利厚生

派遣薬剤師の福利厚生ってどうなってるの?

派遣薬剤師のメリット

派遣薬剤師になる一番のメリットは、経験やキャリアに応じて高い時給で働けるという点、自分の時間や家族との時間を作りやすい点です。デメリットとしては、責任のある仕事を任せてもらえなかったり、派遣先との契約期間が決まっているので、好条件の職場であっても、自分の意思に反して契約が終了してしまうことでしょうか。

 

しかし、いろんな職場を経験できるというのはメリットと捉えることもできますし、責任を負わされることが少なくてすむともいえます。何より、高時給で働けるのは小さい子供がいるママ薬剤師や、留学やワーキングホリデーなどを考えている方、趣味の時間を持ちたい方などにとっては融通が利いてとてもいい働き方と言えますよね。でも、病気になったときや妊娠したときなど、派遣薬剤師の福利厚生面はどうなっているんでしょうか?また派遣先の経営状態によっては派遣切りにあることもあるのでは?と不安に思う人もいるでしょう。結論から言うと、派遣であっても条件を満たせば福利厚生を受けることができます。

 

専任コーディネーター

まず知っておいて頂きたいのは、派遣薬剤師で働くということは雇用主は派遣先ではなく、派遣会社です。ですから、派遣先の薬局、病院、企業などが福利厚生(社会保険、雇用保険、労災保険、保養施設など)に力を入れていたとしても、派遣薬剤師は派遣先の福利厚生は受けれません。派遣スタッフに適用される福利厚生制度は、派遣された職場ではなく派遣会社が定めるものなんです。個人経営の調剤薬局などで福利厚生制度が整っていない派遣先だったりした場合は、正社員よりも待遇が良い場合もあるんですよ。

 

派遣スタッフが福利厚生制度を利用するには、一定の条件を満たす必要があります。
福利厚生というのは、社会保険(健康保険、厚生年金、介護保険など)に加え、雇用保険、労災保険といった労働保険、宿泊施設やレジャー施設などの優待利用などがあります。
主な社会保険について簡単に説明すると、以下のような内容になります。

 

  • 健康保険
  • 医療費を3割負担で病院などにかかれる保険

     

  • 厚生年金
  • 公的な年金制度で、老齢年金、障害年金、遺族年金などの種類があります

     

  • 介護保険
  • 40歳以上になったら加入する保険で、健康保険とセットになっています。介護が必要になったときに国民全体でそのお金を平等に負担しようというものです

     

  • 雇用保険
  • 離職した後、失業給付の申請や公共職業訓練等を受講することができるようにするための保険

     

  • 労災保険
  • 業務中や通勤中に不慮の事故や病気になったときの補償をするものです

 

社会保険に加入するには一定の条件があり、これをクリアしていれば派遣であっても福利厚生には加入できるんです。その条件とは、以下のとおりです。

 

  1. 一週間の労働時間が正社員の3/4以上であること
  2. ※雇用保険に関しては1週間のうち20時間以上働いている場合は適用される

  3. 雇用契約が2ヶ月以上見込まれること
  4. 健康保険は75歳未満、厚生年金は70歳未満、介護保険は40歳以上65歳未満であること

 

また、以下の2点を満たせば産休や育休を取得することもできます。

 

  1. 同一の派遣会社に1年以上雇用されている
  2. 子供の1歳の誕生日以降も雇用されることが見込まれている

 

産休・育休中の薬剤師

さらに育休中は育児休業給付金をもらうこともできます。

 

ただし、派遣先によっては労働条件が決められている場合もあるので、注意が必要です。(労働条件とは、契約期間、賃金、業務内容、就業時間、就業場所、休暇などです)

 

 

ちなみに、産休・育休が取得できる派遣会社には、

 

ヤクジョブ

 

ファルマスタッフ

 

などがあります。

 

 

パートやアルバイトの場合はこういった福利厚生は適用されないので、派遣で正社員並みに働くのであれば、ぜひ福利厚生が充実している派遣会社を選びたいものですね。

 

 

余談になるかもしれませんが、「派遣切り」も気になるところですね。
派遣元の経営が悪くなった場合、一般的に派遣が真っ先に切られてしまうのでは・・・と考えがちですが、薬剤師に限っては「派遣切り」がないわけではないですが、他の職種と比べると極マレです。

 

経費がかかるので派遣を切って、できれば正社員で何とかしたいと思う企業が多いのは事実ですが、薬事法で「薬剤を取り扱う場合は薬剤師が必要である」と定められているので、薬剤師の需要がなくなることは考えにくいのです。一般的な派遣ではない薬剤師の場合は、正社員へのお誘いがあったりするなど、よほどのことがない限りは派遣切りにあうことはないでしょう。