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ダブル改訂を前に、派遣とかかりつけ薬剤師について考えてみる

薬剤師

平成30年4月、調剤報酬改訂と介護報酬改訂が同時にやってきます。

 

みなさんもこの同時改定を前にして、「この先、薬剤師の業界ってどうなっていくのか不安だなぁ…」という気持ちはありませんか?薬剤師の行く末ってやっぱり気になりますよね。ましてや派遣薬剤師の今後ってどうなっていくのでしょうか。かかりつけ薬剤師制度ってどのように発展していくのでしょうか…。

 

今回は、目前に迫った『調剤&介護ダブル改訂』を前に、派遣薬剤師とかかりつけ薬剤師の今後について考えてみたいと思います。

 

派遣だって、国家資格を持った薬剤師に変わりはない

最近は、調剤報酬改定の度に薬剤師を取り巻く環境が目まぐるしく変化してきました。そのなかでも気になるのがかかりつけ薬剤師制度の導入です。平成28年4月の改定で大きく変化したポイントの一つと言える出来事でした。この制度によって大きく薬剤師の働き方が変わるのではないかとも言われました。しかしふたを開けてみれば実際は社員向けの制度であり、パート薬剤師や派遣薬剤師には関係の無い制度…というよりも置き去りにされたような制度であるとも言われましたよね。

 

そのようなこともあり、平成30年4月の改定ではその辺りが見直されるのではないかと言われています。パート薬剤師や派遣薬剤師だって患者さんからすれば薬剤師に変わりはありません。「あの薬剤師さんにいろいろ相談したい!」と思ってくれるような患者さんは必ずいるでしょう。仮に今回の改定で特に大きな見直しが無かったとしても、パート薬剤師、派遣薬剤師にはかかりつけ薬剤師なんて関係のない制度だといつまで言い続けることができるのでしょうか。

 

改定の度に振り回されたり、一喜一憂するのではなく、『どのような改定になっても将来的に乗り遅れてしまわないような準備』は必要なのではないかと思います。どのような形で働いていようと、国家資格を持った薬剤師に変わりはないのですから。

 

かかりつけ薬剤師になる為の条件のおさらい

薬剤師 かかりつけ

ここで、平成28年の調剤報酬改定におけるかかりつけ薬剤師になる為の条件を簡単におさらいしておきたいと思います。

 

  • 3年以上の薬局勤務経験を有する
  • 半年以上、同一薬局に在籍している
  • 週32時間以上その薬局に勤務している
  • 認定薬剤師である(e−ラーニングなどで必要単位数を集めたうえで認定申請が必要)
  • 直近の1年以内に地域の医療活動に参画している
  • かかりつけ薬剤師となった患者に対して電話番号、勤務シフトを伝え、24時間相談可能にしておく
  • 患者からの同意を得たうえで同意書にサインをしてもらう

 

このようなものでした。

 

ここでまず短時間勤務のパート薬剤師の方はこの制度からは除外されてしまいます。週32時間以上勤務というのがネックになりますね。特に子育て中のママ薬剤師の方は週32時間以上も勤務するなんてことは困難を極める場合が多いですよね…。また、24時間対応や地域の医療活動への参画などなど、子育て世帯のママ薬剤師のことは完全に無視した制度であると言っていいでしょう。ちゃんとそのあたりも考えて制度化してほしいですよね。

 

薬剤師

そして派遣薬剤師。

 

人によっては勤務時間に関しては週32時間以上勤務することは可能でしょう。しかし、『同一薬局に半年以上在籍している』というところが一番のネックになります。

 

派遣薬剤師は自分の意志だけで半年を超えて勤務を継続することは決められません。また、仮に半年以上勤務していても、いずれ契約が終わればその薬局を出ていかなければならなくなるため、継続してかかりつけ薬剤師でいられることができなくなります。

 

そもそも『在籍』するのは派遣会社であり、薬局はあくまで派遣先という位置づけですので、ハナから除外されていると言える制度なのかもしれません。本当に患者さんのことを考えて作られた制度であるのか、やはり疑問が残ってしまいますね。

 

派遣薬剤師の今後

以上のようにかかりつけ薬剤師の話題を中心に派遣薬剤師についてお話してきましたが、今後、どのような制度になるのかわからない部分が多いので、現時点ではそこまで過剰に気にされなくても大丈夫でしょう。また、派遣薬剤師というのはやはり企業にとっても魅力的であり、今後も需要は高く、好待遇であるということもしばらくは変わらないことが予想されます。

 

ただ、今から派遣薬剤師として働いてみようと思われている方や現在派遣薬剤師として勤務されている方は、現在はかかりつけ薬剤師制度は関係ないからといって他人事とはせずに、将来制度が変わった時にすぐに対応ができるように少なくとも認定薬剤師は取得しておいた方が良いのではないかと思います。

 

薬剤師 eラーニング

派遣会社によっては勤務時間に応じて無料でe−ラーニングの受講ができるような制度を設けているところもありますので、もし紹介会社に相談される場合はその辺りも確認していただくと良いでしょう。

 

また、今後かかりつけ薬剤師になるための条件は認定薬剤師を取得しているというだけでは難しくなる時代がやってくるかもしれません。薬剤師生涯学習達成度確認試験など、実際に勉強をしていないとクリアするのが難しいような試験も誕生しており、日頃から自己研鑽に励んでいないと本当にふるい落とされてしまうような時代がやってくるかもしれません。給料も今まで以上に上がらなくなってしまうかもしれません。

 

派遣薬剤師として働きつつも、薬剤師として生き残っていくために必要なものが何であるのかを見極めつつ、業界の動向にも注目しておく必要があるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回はかかりつけ薬剤師という観点を中心に派遣薬剤師について考えてみましたがいかがでしたでしょうか。

 

かつてない超高齢化社会を迎えるにあたって、医療制度や介護制度は大きく変化してきました。そしてこれからも大きく変化していくことが想定されています。その動向からは目が離せません。

 

これから派遣薬剤師として働いてみようと思われている方も、現在派遣薬剤師として勤務されている方も、いま一度ご自身の現在と将来の働き方について考えていただき、環境の変化に応じた働き方をしていただくことができましたら幸いです。